久米繊維工業 「01トレーナー」

1935年創業、国産Tシャツメーカー久米繊維工業が作る、最もベーシックなスウェットシャツが「01トレーナー」です。

税抜4,300円という手頃な価格にも関わらず、数万円のハイプライスの超高品質スウェットシャツと比べても遜色のない品質を維持。オーバーサイズで着ても品よくまとまるサイズ感も魅力です。

綿100%の生地の肌触りはもっちもち、試着するだけでも「うふふ」と嬉しくなる気持ち良さですが、買って着て、洗濯して着ても、もっちもちは続きます。

ワンシーズン着れば「本当にこの価格でいいの?」と、あまりのコストパフォーマンスに驚くはず(一概には言えませんが、耐久性だけでも2,000円のスウェット3着分くらいあるんじゃないかな……)。

実際、僕がこのスウェットを買ったwalls & bridges(南船場)では、「買い足し組」がものすごく多いイメージです。

けれども、僕が思う01トレーナーの最大の魅力は「色の豊富さ」にあります。その数なんと41種類。公式オンラインショップをスクロールしていくと「うそやろ?まだ01トレーナー続くん…?」というくらいカラーバリエーションがあります。

選ぶ「色」を変えるだけで、世界が少しだけ変わる

僕が明確にファッションを気にするようになったのは中学の頃でしたが、実はその頃、僕は本当に黒しか着ませんでした。黒の帽子をかぶって、黒のインナーに黒のセーター、黒のパンツに黒の靴、みたいな。

高校、大学を経て少しだけ色数は増えましたが、それでもモノトーンにアースカラーを混ぜる程度。なぜなら「派手な色にも興味はあるけど、自分にはこういう色しか似合わない」と思っていたからです。

じゃあ01トレーナーも、そういった色味ばかりを選んでいるのかというと、全然、全くそんなことはなく。今手元にある01トレーナーはオレンジ、ゴールドオークル、ターコイズ、ワインの4色です。

オレンジ

ゴールドオークル

ターコイズ

ワイン(実物はもっと赤い)

無難という言葉とはかけ離れた色選び。たった30年ほどの人生ですが、この4色の服を選んだ経験は全部合わせても3〜5回くらいです。

ゴールドオークルとターコイズに関してはこれが初。知人友人には「そんな色の服、いつ着るの?」と聞かれます。

でもね、「自分にこんな色は似合わない」というのは、たいていの場合思い込み。着たい服が似合う服でいいんです。

こう考えるだけで「オレンジを着なかった自分」が「オレンジも似合う自分」になる。「ターコイズなんて着られない自分」が「ターコイズを着たいから着る自分」になる。

たかが服の色選びですが、それでもちょっぴり「新しい自分」になれる。目に映る世界も、ほんの少し変わる。

大げさかもしれないけれど、僕は本気でそう思っているし、01トレーナーをはじめとする久米繊維工業の製品は、そういう力を持っていると思います。

「似合う色」じゃなく「着たい色」を選んでみよう

 

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僕たちの未来が決まっていないように、僕たちに似合う色も決まっていません。

「自分には似合わない」と思っている色が似合う可能性は十分ありますし、生活環境や年齢の変化でも「似合う」と感じる色は変わるように思います。

もちろん「いつもの色」も素敵です。でも「似合う色」じゃなく「着たい色」を選んでみることで、いつもと違う自分を楽しむのも素敵なものですよ。