7/5から7/6まで、去年の11月以来に高知へ行ってきました。

母校・高知大学の恩師・田鎖一馬先生から、外部講師として1時間半の講義を担当してくれとのご依頼を受けたからです。

受講生は学部一年生(つまり18歳)、講義のテーマは「働くこと」。僕はそこにサブテーマとして「常識を疑うこと」と「勉強によって考える力を養うこと」を用意しました。

「会社員で働く=働くこと」といういまだ日本では根強いこの常識をまず疑う。誰かに与えられた答えを自分なりに読み解き、そこに解釈を加え、新しい答えを導いていく。そうした作業の繰り返しが「自分にとっての幸せ」「自分にとって大切なこと」を見つけ出す訓練になる。だから大学4年間は勉強をした方がいい。勉強をして、考える力を養っていれば、社会や他人の価値観に振り回されずに生きられるようになる。その力がなければどこかで誰かに自分の人生を搾取されることになる。そうならないためにも、勉強をしよう。

 

概ねこんな内容でした。そして考える力の実践例として、世の中的な「働く」とはやや違う自分の働き方についてこれまでの経歴や、今に至る経緯などを踏まえて話しました。

自分が18歳の時を思い出すと、いきなり「働くこととは」なんて言われてもピンとこないと思い、勉強寄りの話を多めに組み込んだのが良かったのか、学生からのウケはよかったようです。

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*学生の感想文をコピーしてもらいました。名前や学籍番号は消してあります。

田鎖先生のほか、中国文学の高橋俊先生、英文学の宗洋先生も僕の講義を見てくれていたのですが、「お世辞抜きで良かったよ」と言ってもらい、この上なく自己肯定感を味わえたのでした。

一番嬉しかったのは、僕が講義の中で言った「勉強は考える力を養うためのもの。勉強しなければ自分の大切なものを探すことができない」というセリフを宗先生が気に入ってくださり、「あれちょっと自分でも使おうかな」と言ってくださったこと。

プロにそこまで言ってもらえたのなら、一応今回の1時間半は捻出してもらった交通費に見合うものになったのかな、と思います。

学生としてではなく、OBとしてでもなく、外部講師として母校に戻ってこれたのは、一度大学教員に憧れた僕としては本当に、本当に嬉しかったです。

またこのあいだの3月に東京で文章セミナーを担当させてもらった時にも考えたことですが、やはり自分は講師として人に何かを伝えるのが結構好きであると同時に、そこそこ向いているようです。

なので、今後も機会があればどんどん自分のノウハウをアウトプットして、いろんな人に何かを伝えていければいいなと思います。

これを読んだ方で「おい、鈴木。ちょっと来て喋ってくれよ」というお話がありましたら、どしどし振っていただければ幸いです。

まあ、まずは自分のノウハウをコンテンツ化して、概要をここで見せられるレベルにならないとダメですね……。