文章を書いたり、筋トレしたり、自転車漕いだり、山登ったり、基本はひとり。

服飾研究会

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MITTANは「ファッション」ではなく「民藝」だ〜合同会社スレッドルーツ オープンアトリエ所感〜

2020年11日〜13日に開催されていたMITTANを主宰する合同会社スレッドルーツのオープンアトリエに行ってきました。 僕が参加したのは最終日の13日。連休が終わる日ということもあって、若干客足は少なかったものの、MITTAN好きで賑わう空間を堪能することができました。 今回は…

僕たちはもっと、服についてちゃんと語るべきなんだと思う。

僕は好きなブランドの新作が、リリースから数日でメルカリに出品されているのを見ると、すごく悲しい気持ちになる。 作り手が一生懸命作った服を、なぜろくに着ることもせずに売りに出すのか。もし僕が書いた本がそんな風に扱われたら……想像するだけでやりきれない。 単に個人的な感傷で済めばまだ…

江戸の浪漫とブルーナボイン19SS

今日はまず、ちょっとした物語を綴ろう。 ***** 古今東西様々な物品を相手に商売をしてきた骨董商の男は、ある時「見事なくらい空っぽ」な蔵の中で、一本の巻物に出会う。みるとその巻物はどうやら手紙らしい。しかも差出人は江戸の絵師であった。 男はふと思いつき、愛用の帳面に鉛筆で当時の…

物凄くナチュラルなのに同じくらい「パンク」なシャツ

mittan「カディシャツ」のナチュラルさについて 今日紹介しようと考えているのは、先日「シンプルなのに、狂ってるカバン」で紹介したmittanというブランドの代表的な作品である「カディシャツ」というシャツについてです。 このシャツは一見するといかにも「ナチュラルなシャツ」です。…

【シャレオツズボン】TUKIというブランドの「すごく妙なズボン」について

「TUKI」というブランドは2004年にスタートしたズボン(以下パンツと言います)の専業ブランドで、普通のデザインに「エキセントリック」なデザインを加えることで「何このパンツ……なんか変!」となる服好きの心を激しく突き刺すパンツばかり作っているところです。運営しているのは「原田服…

思い立ったのでズボン作ってみた

作ってみたい、けど勇気が出ない 僕は服が好きです。一気にたくさん買うほどお金はないので、今までコツコツ買いためてきました。 その中には手放したものもたくさんあるし、中には高校2年から履いているデニムもあります。 それくらい服が好きなので、これまでに何度か「自分でも作ってみたい」と…